すべてを消化する覚悟

秋田に出張した折、帰りの新幹線までの30分ほどで駅前の居酒屋に飛び込み、太平山のもっきり1合と比内鶏天ぷらその他を急ぎ押し込んだことがある。酒どころに行くと酒を飲まずには帰れないという気分になるのだ。問題は私はそう酒に強いわけではない上その日は昼食抜きだったことで、空きっ腹に日本酒一合と油物は明らかにきつく、新幹線に乗ってしばらくすると激しい腹痛と吐き気に見舞われた。おそらく胃酸過多で胃壁が荒れまくっている。幸い最終列車で隣の席には誰もいないので、二人がけの椅子に斜めに体を横たえ、ここで吐いたらせっかくの酒と鶏がもったいないという一心で耐えていたところ、1時間ほどもすると嘘のように体調が回復し、何事もなかったかのように文庫本を読むなどして残りの時間を過ごした。

この歳になってもまだ酒で吐きそうになったりするのかということになるが、食べ物への意地汚さがあれば何とか吐き気は耐えられるものだなとおもった。ちなみに旅先で酒を飲むのが好きなのは、糸の切れた凧状態で誰にも気を遣わずに飲むのが嬉しいのだろうなと思う。だから地方の居酒屋で地酒を飲まずとも、東京や大阪のホテルの部屋で缶ビールを飲んでいれば十分幸せなのである。

にわかですみません

 こういう人の感想が読みたいし、こういう人がファンサイトとかやってれば私が感想書く必要はないんだよなあとおもう。

かんかん橋はたぶん毎回2ページ目に作品名と煽り文句が入って、3ページ目下のスペースにあらすじや登場人物紹介があったのだとおもう。そういうのがどうなっていたか、すごく気になる。

それはそれとして、最近はまたツイッターで見かける橋談義が面白くなって来た。初夏から夏にかけて語りたくなる漫画なのだろうか。だけどおもしろいな 気持ちひとつで夏の暑さがこんなに心地よく感じられるなんて。

無理して不安に耐える必要はない

ヨーロッパに行ったら駅も町も余計なアナウンスがなくて静かで良かったという人がいるが、わたしは全く逆で外国で電車に乗ると案内放送の少なさに不安になるし、実際まごまごする場面が多いようにおもう。

さらに言えば、いまの日本の新幹線だって放送が少なすぎるとおもう。もっと豆に各駅の到着時間などアナウンスしてくれないと、おちおち居眠りもしていられない。外国人はじめたまにしかその列車を利用しない人にとって構内放送、車内放送はありがたいものだし、放送を一切やめたら視覚障害者はどうするのという疑問もある。

辛ラーメンは鍋から食べるのが韓国漫画のお約束

だいぶ前からクコの実と乾燥ナツメが台所にあって、料理らしい料理をしないのでどうしようと思っていたのだが、辛ラーメンを作る時ふと思い立って入れて見たら思惑通り火鍋の汁にラーメンを入れたような感じになった。辛いものの中に甘い物が混じるので嫌な人は嫌かも知れませんが、わたしはあまり気にならなかった。

クコの方は、カルディで売ってるインスタントのフォーに入れてもさまになりました。

 

ちなみに辛ラーメンの偉大なところは何を入れても基本的に辛ラーメンの味になるところで、これはご飯モノにおけるカレーに相当する便利さだとおもう。

風の通る食堂

これまで通り過ぎるばかりだったとある韓国料理店があったのだが、近くに所用があったので昼食はそこにした。カウンターがあって一人でふらっと入れる雰囲気だし、夜もけっこう遅くまでやっているようで気に入った。さらに、エアコンはつけず開けられる扉と窓はすべて開けることで暑さに対応していたのにも好感を持った。

真夏の飲食店は急に体調を崩した人が緊急避難的に入ることもあるだろうから、これが正しいことなのかどうかはわからない。でも最初から都市の気温を上げない努力もまた必要なはずで、室外機の熱風を出さない店が一軒くらいあっても良いとおもう。

6時間暖気して1時間動くエンジン

用事が三つ以上になったらまずは優先順位をつけて、出来るところはいつも以上に効率良く……というのはわかっているのだが全てを極限まで先延ばしにしてしまう。一生の間に出来ることが少なすぎる。

時間を無駄にする時にじゃぶじゃぶという音が聞こえる

ツイッターで流れて来たおもしろ豆知識のファクトチェックをしたり、もめ事の発端にまで遡ったりしている時間を累計したらどれだけ有意義なことが出来たのだろうと思うが思ったら負けなのであろう。一律にネットの情報は半信半疑、もめ事はどちらかに荷担することはしないと決めておけばよいものだが、なかなかそれが出来ない。

最近のツイッターのもめ事としてよく見るのは、A氏が批判されるのもそれなりな理由はあるのだが*1、発端を見ると前々からA氏なりA氏の考え方を気に入らないB氏が、比較的多くの人の怒りに火をつけそうな発言を選んで、時にはA氏からわざわざ引き出して拡散し、それが影響力が強くて割といい人ポジションにいるC氏の目に止まり炎上というパターンである。この場合、もっとも邪悪なのはB氏だが傍目にはA氏とC氏の争いに見えるのである*2。ひどい場合には御神輿としてかつがれたC氏がB氏にお礼を言っているのを見たこともあるが、これはB氏としては自分が黒幕だったのがギャラリーにバレてしまうわけで、目論見通りのことなのかどうかはわからない。また各分野にいつもの火付け役(≠炎上元)というのか、分断自体を楽しんでいるのでは? と思われるアカウントがいるようにもおもう。

もっとも、「最近の」と書いてしまったがもしかしてインターネットは昔からこういうものだったり、パソコン通信がすでにこうだったりしたのだろうか。さらに言えば、私が噂話にうといだけで職場などでもよくあることなのかも知れない。

*1:それなりと言うのは、反感をおぼえる人もいるだろうな、程度のことである。

*2:A氏の発言が間違っているのなら批判はされるべきではという考え方もあると思うが、誰かが傷つくような発言をわざわざ傷つく誰かに届くように拡散することの悪辣さをここでは問題にしている。