やみウェブではないし、ダーク鍋でもない

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リード文にも出て来る『闇ウェブ』(文春新書)とおおむね同じ内容でよいおさらいだった。個人の医療データが売買されていて、標的型攻撃メールの材料に使われるとか成りすまし犯罪に利用される恐れがある、など『闇ウェブ』の中でも印象深い話だった。

対して、記事の執筆者がつけ加えたであろう最後の一文は、なんだか取って付けたようで「そういう問題なのか?」とおもってしまうがどうなんだろう。

それはそれとして、この人は上司にどやされたと書いているが私の思い出は逆である。どういうことかと言うと、かつては連休明けなど出勤するとかなり偉い人がうかつに添付ファイルを開くなどしてウィルス感染させてしまい、苛立ちを隠さない20代のネット管理者に説教されているという珍しい風景がよく見られたのだ。それこそ各自リテラシーが向上したおかかげで、そんなことで溜飲を下げることももう無くなった。若いことだけで価値を主張するのは難しい世の中になったというか、自分がすでに若くない。