作務衣のコックさん

小林銅蟲めしにしましょう』5巻を読んだ。もはや料理というよりは「工程」とか「実験手順」といった何かに近づいているが、それでいて『鉄鍋のジャン!』などと違ってぜんぶ作者が実際に作って食べているというのがすごい。いや、『~ジャン』の料理も本当に作れるのかも知れませんが。

雑煮回で青梅川は、地域や家庭を逸脱した自分の雑煮に反映しているのは自らの自我だというような台詞を語るのだけど、あとがきを読んでこれは作者の実感でもあるのだろうなとおもった。