会社社長が党員になる時代だもの

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経済発展と体制維持とのバランスを取るかっこうで技術的遮断ではなく人力による検閲が選ばれたのではないかという分析だが、外国企業の廃水による水質汚染を告発したブロガーが逮捕された例が紹介されており、説得力のある推論だった。隣国で同じ政治体制を取る中国とのちがいも、社会、経済の発展段階の相違という理由で説明が出来るとおもう。わかりやすく、しかも納得できる記事であった。

また前編を読んだ時に、国内外から批判を浴びるのが明白な部隊の存在をあえて認めることの狙いは何なのだろうと疑問を持ったのだが、後編の最後は

まずは今後のベトナム政府が、海外から寄せられる批判にどのような対処をしていくのかが気になるところだ。

と結ばれている。専門家にとってもやはり気になるところなのか。何となく安心する。