霧隠サブロー『魔装番長バンガイスト』

リイドカフェコミックスで読んだ。

乱暴者は出て来るが弱い者いじめはなく、パンモロはあるが乳首は描かれない。

正義の逆はもう一つの正義みたいなのにすっかり食傷気味なので、殴られたら殴り返す、侠気には侠気で応える、強い者は弱い者を守る、そんなことの何もかもがすがすがしい。

そしてこの単行本では、21世紀になっても体の半分が透視絵になったヒーローの解説が読める。もちろん、登場人物が「天才科学者のわたしにもわからん!」とか驚くカットつきでだ。待ち続けた未来のすべてが、ここにはある。